韓国語の方言について

韓国語の方言について

こんにちは!ランゲージハウスアジア京都です。

前回の記事では、夏に食べたい中華料理についてご紹介いたしました。今回は韓国語の方言についてご紹介いたします。

ドラマ「愛の不時着」を見て、両国の言葉の違いの魅力に気付いたという方も多いのではないでしょうか?

また、「応答せよ」シリーズでは韓国語の中でも強烈な”釜山方言”が話題になりましたが、ついつい真似したくなる面白さがありますよね。

今回は、そんな韓国語の方言についてより詳しくご紹介いたします。

※今回の記事では朝鮮半島で話されているすべての方言を”韓国語”と表現し解説していきます。

韓国語の方言の種類

韓国語で方言は一般的に「사투리(サトゥリ)」と呼ばれますが、研究資料などの書面で方言という単語を用いる場合は漢字語彙で「방언(バンオン)」とも表記します。

韓国語の方言は音韻、文法、語彙の面でいくつかの区画に分けられます。

方言区画は、研究者の間で若干の見解の違いがあるので、必ずしも一致はしませんが、多くの場合、以下の6つの方言に分けられるとされています。

  • 西北方言
    旧平安(現在の平壌、平安南道、平安北道、慈江道)地域を中心とした方言で、平安方言とも呼ばれています。
  • 東北方言
    旧咸鏡道(現在の咸鏡南道、咸鏡北道、両江道)地域を中心とした方言で、咸鏡道方言とも呼ばれています。
    ※西北・東北方言を使用している各地域は、北朝鮮に位置しています。
  • 中部方言
    京畿道(ソウル特別市、仁川広域市を含む)、黄海道、江原道、忠清道(大田広域市、世宗特別自治市を含む)という広い地域で使われている方言ですが、この広い地域の中でも細かな言葉の違いが合ったりします。
    ソウルを中心とした首都圏でよく話されている言葉が韓国語の標準語とされています。
  • 西南方言
    旧全羅道(光州広域市を含む)を中心とした方言で、全羅道方言とも呼ばれています。
  • 東南方言
    旧慶尚道(釜山広域市、大邱広域市、蔚山広域市を含む)を中心とした方言で、慶尚道方言とも呼ばれています。
  • 済州語
    済州特別自治道(済州市、西帰浦市)を中心とした方言です。日本から一番近い島である、済州島の方言で、日本の琉球語のように韓国語の標準語とはかけ離れた言語体系を成しています。

韓国語方言のいろいろな表現

こんにちは

韓国語には地域ごとに「こんにちは」の方言があります。

日本語でも沖縄の琉球語だけ「サイハイ」と標準語とかけ離れた音になりますが、済州語も同じく韓国語の標準語とは全く異なってきます。

京畿道 「안녕하세요/アンニョンハセヨ」
江原道 「안녕하시까/アンニョンハシッカ」
忠淸道 「안녕하세유/アンニョンハセユ」
全羅道 「안녕하셨지라/アンニョンハショッジラ」
慶尚道 「안녕하십니꺼/アンニョンハシムニッコ」
済州島 「혼저옵서/ホンジョオプソ」

眠い

「どちらがかわいく聞こえるか」と韓国語の方言の中でも一番論争が激しいのがこの「眠い」の表現です!
標準語では「졸려/チョㇽリョ(基本形:졸리다/チョㇽリダ)」、慶尚道方言では「잠와/チャㇺワ(基本形:잠 온다/チャㇺオンダ)」となります。

釜山の人曰く、「졸려/チョㇽリョ」と聞いたらついつい「何ぶりっこしているの?」と突っ込みたくなるなるそうです(笑)

どうしよう

標準語で「どうしよう」は、「어떻게/オットッケ」ですが、慶尚道方言では「 우짜겠노/ウッチャゲンノ」となります。

韓国語はかわいいというイメージがありますが、釜山方言になるとなかなかインパクトが強いですよね。

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次回、中国語の方言についてご紹介いたします!

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